潜在意識と顕在意識

  

新しいことに挑戦できない・・・

目標を立てても上手くいかない・・・

 

常に頭の中で葛藤し、不安や恐怖で行動できないでいます。

 

でもそれは、

あなたが悪いのでも、なまけものだという事でもありません。

 

 

無意識と意識の特徴の違いを知らず、さらに、関係性を知らなかったせいで、この「二つの意識が不一致を起こしていた!」ということなのです。


 

 意識(顕在意識)と無意識(潜在意識)の違い!

 

 

・顕在意識とは・・・

表面意識とも呼ばれ、「言葉にできる意識」のことです。

倫理的な思考・理性・判断力などを指します。

 

産まれたばかりの赤ちゃんに「顕在意識」は存在しません。

100%潜在意識で、本能・感情がむき出しの状態です。

 

 

・潜在意識とは・・・

「無意識」と呼ばれ、普段は意識できません。

感情・感覚・直観・記憶・本能的な欲求を指します。

 

「記憶の宝庫」とも言われ、過去に起こったことを記憶しています。

見た事・聞いたこと・感じた事・考えたことなどのすべてです。

 

 

「いやな予感」といったモヤモヤして気持ちになるときは、潜在意識に記憶していた過去の記憶が身体に現れたからです。


 

 脳は2種類の脳から成り立っています!

 

葛藤で行動に移せない本当の訳は、

「自分を信じられない」潜在意識(原始的脳)のせいです。

 

「自分は変われない」という潜在意識があるかどうか?

「自分は変われない・変わってはいけない」という観念や、自分を信じられない事や、自分を大切に扱えないことが原因です。

 

 

自分を変えるのは大変かもしれない。でも絶対変えられる!

目標達成が出来るかどうかは「自分を無条件に信じること」潜在意識レベルで感じられるかどうかにかかっています。

 

 

力関係の比率は、

「顕在意識(人間脳)が3~10% < 潜在意識(原始的脳)が90~97%」と言われ、圧倒的に原始的脳が力を持っています。

 

 

では、目標達成のために人間脳が原始的脳に勝つためにはどうすればよいのでしょうか?

 

 原始的脳(潜在意識)VS 人間脳(顕在意識)

 

人間の苦悩は原始的脳と人間脳の戦い!

 

人間の進化が速すぎたために、原始的脳と人間脳の連携がうまくいかず、原始的脳に支配されていると考えられます。

 

 

例えば・・・

カッとなって暴力をふるってしまったり、女性を見て襲うなんて言うのは、短絡的な欲求を求める原始的脳に支配された結果です。

 

さらに、タバコをやめたくてもやめられないとか、ダイエットが必要なのに続かなかったりするのも、人間脳が原始的脳に支配された結果です。

 

 

原始的脳(潜在意識)は自動的に働く力!

 

レモンや梅干をかじっているところを思い浮かべると、それだけで口の中に唾液が出てきませんか?

 

または、熱いと汗が出るし、寒いと身体が震えます。

「汗をかきたくない」と思ったとしても、身体は一定の体温を保つために必要な反応を自動的にしてします。

 

これらは、原始的脳が自動的に働いた結果です。

 

原始的脳は「無意識」、人間脳は「意識」!

そして、原始的脳は言語機能を持っていません

原始的脳(潜在意識)と人間脳(顕在意識)の詳細!

 

原始的脳の爬虫類脳(反射脳)は「体」

とっさの時に身体が動く本能的な事です。

心臓がリズムを刻んだり、呼吸を整えたり、体温調整、姿勢の維持などの生命維持のために身体を一定に保とうとしています。

 

その機能は「ホメオスタシス(恒常性)」と呼ばれていて、意識しようとしまいと一日中、一生休むことはありません。

 

 

原始的脳の哺乳類脳(情動脳)は「感」

身体で感じることを「体感」と言い、爬虫類脳の「体」と哺乳類脳の「感」を合わせて「体感」と言えます。

「なんかモヤモヤする」そんな時は、体で感じている感情だということです。

 

哺乳類脳の感覚も意識しないところで働いています。

 

 

人間脳(理性能)は「言」

「言葉」にして考えることを表しています。

言葉にして考えないと、明確な認識はできませんね

 

 さらに顕在意識と潜在意識の図に、

 脳の三層構造を重ねますと・・・

 

 

顕在意識(言葉にできる意識):人間脳(理性脳)

潜在意識(無意識・記憶の宝庫):原始的脳:哺乳類脳(情動脳)/爬虫類脳(反射脳)

 

影響力は・・・・・・潜在意識 > 顕在意識

 

 

影響力の大きい潜在意識の6つの特徴

1,潜在意識は、価値観です。

価値観とは好き嫌いの感情を基準に行動する動機になるものです。

そして、価値観は無意識に「口癖」に現れます。

さらに、潜在意識は「見たいものしか見ない!」「聞きたい事しか聞かない!」「感じたものしか感じない!」などの五感すべてで起こります。

 

 

2,潜在意識は、習慣です。

行動のほとんどは習慣化されていて、無意識で行っています。

習慣とは無意識での行動なのです。

 

 

3,潜在意識は、空想と現実の区別が出来ません。

過去と現在と未との区別が出来ないということです。

 

 

4,潜在意識は、自分と他人の区別が出来ません。

ドラマや映画、自分が体験していることでないのに、

潜在意識では「体感」となって現れます。

人は「体感=無意識」にリアリティを感じているのです。

 

 

5,潜在意識は、変化が怖い。

古い脳は、現在が安全な状態と認識しています。

新しい行動は危険が増えるから怖いと考えています。

新しい考えが浮かんでも、安全のためには、新しい考えを元に戻そうとする力が働くということです。

爬虫類脳は、変化が怖いのです。

 

 

6,潜在意識は、思い込みで作られています。

あなたのアイデンティティはすべて思い込みに過ぎないのです。

普段の生活は、潜在意識に支配されています。

 

 顕在意識(人間脳)は 3~10%、

 潜在意識(原始的脳)は 90%~97%

 

 

顕在意識が「ジョギングを毎日続けて5kg痩せよう」と目標を立てたとしても、潜在意識が「ジョギングは面倒だからやめよう」と判断すれば、圧倒的な力を持っている潜在意識に負けてしまうのです。

 

 

潜在意識の影響力は圧倒的に強いのです。

 

 行動できない原因は、潜在意識と顕在意識の不一致!

 

潜在意識は防御システムです!

但し、そのシステムは過去に引きずり込む可能性を持っていることを忘れないでください。

 

そして、潜在意識にはノイズ(邪魔な雑音)がいっぱいです。

潜在意識の記憶が幸せな記憶でいっぱいなら問題はありませんが、そのようなことはほぼありません。

 

進化の過程で、戦いの時代をくぐり抜けてここまで来ていますから・・・

 

 

そして、顕在意識を司る人間脳は、外部世界(宇宙)からの情報を受け取っています。

ただし、顕在意識は潜在意識の影響を受けています。

そのため、必要ない情報や、良くない情報を受け取っている可能性があります。

 

外部世界(宇宙)のデータはいい悪い関係ないただのデータです。

その中にはあなたにとってのノイズになってしまう情報も多く含まれています。

 

 

つまり、目標を達成したり、幸せに過ごすには、必要なことをちゃんと選択することがとても重要なことだと言えます。

 

そのためには、潜在意識・顕在意識それぞれのノイズを取り除き、目標と一致させること何より大事なことなのです。

 

 

ノイズを取り除くのは、

脳が情報の整理や再構築を行っている睡眠中が最も効果的!

睡眠中は顕在意識が鎮まり、外部から余計な情報が入って来ません。

 

その状態だからこそ、ノイズを取り除き、脳を整えることができます。

ノイズを取り除くと、脳の機能が高まり、問題解決能力が上がります。

 

 

脳を整えると、起きている間のパフォーマンスがアップします。